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災害ストレスで辛い!HSPの不安や恐怖への対処法とは?

令和6年度能登半島地震の被災地の方やお近くにお住まいの方は不安な日々を過ごされているかと想います。


どうか少しでも心が落ちつく時間が増えてくれたらと願うばかりです。

そしてそんなニュースを見て、私と同じようにとても心が苦しくなったり無力感を感じているHSP気質の方も多いのではないかと感じ


今回この記事を書かせていただいております。

今回の災害によるストレスで心を痛めているHSP気質の方に少しでも心が穏やかに安心できる時間を作れたら幸いです。



災害ストレスで辛い!HSPの不安や恐怖への対処法とは?

この記事の目次




HSPが災害のニュースから不安や恐怖を感じやすい理由

HSPが災害のニュースから不安や恐怖を感じやすい理由



HSP気質の方にとって令和6年度能登半島地震でのニュースにとても心を痛めている方も多いと感じています。


そういう私もこうして記事を書こうと思えるまでにかなり時間が過ぎてしまいました。 テレビやラジオなどから流れる緊急地震速報の大きな音や


災害の大きさをニュースで見るたびに心が締め付けられ被災地の方を思うと心が張り裂けそうになります。 今この場でニュースを見ている私はなんて無力なんだろう・・


こんな大変な時に祈ることしか出来ない私って・・と自分を責めてしまいます。 こんな風に感じて苦しくなるのはHSP気質の特性も関係があります。


そしてそんな自分をしっかりコントロールしていかないとこうした大きな災害時


HSP気質の人は心を痛めすぎしまうのです。


そういう私も今回かなり回復するのに時間がかかっりました。


同じ様に悩まれているHSPさんがもしいたら、ご自身の心を回復する一つの手助けになったら嬉しいです。 以下にHSPが不安や恐怖、ストレスを感じやすい理由をご説明していこうと想います。


HSPが災害のニュースから不安や恐怖を感じやすい理由について紹介

【①緊急地震速報などの音は刺激が強すぎてHSPの不安を煽る】


HSPは五感の刺激に非常に敏感に反応する気質があります。


ですのでサイレンなどの大きな音などは刺激が強過ぎて身体が受け付けないという状況になりやすいです。 また緊急性を伝えるための指示やアナウンスなども人の焦りや不安を反映した周波数なので、声色などの変化にも敏感にキャッチしやすくなります。


【②HSPは災害の映像を見ることで苦しさ悲しさなどの感情に共感しすぎてしまう】

HSP気質の人は特に共感力が高いために、まるで自分のことの様に感じてしまうことがあります。


災害時は情報をいち早く確認するのが必要になりますが、同時に必要以上の情報を取りすぎると心のコントロールが難しくなることも把握しておくと良いと思います。




【③HSPは災害時、人々のマイナスなエネルギーを敏感に感じやすい】


今回の災害の際にも体験したのですが、人々のマイナスなエネルギーを感じやすいということがさらに心のダメージを大きくしたように感じます。


一刻を争う緊急時に人はどう判断するべきか?その判断に悩みます。


家族が被害に合っていればすぐにでも助けに行きたい人もいる、一方で国の判断を優先する人もいる。


何が正解で何が正解でないのかさえもわからない手探りの状況下で


人々が議論する会話がどうしても乱暴になったり、それぞれが大切にしたい愛という感情同士がぶつかる時に「争い」が起きるということ。


そんな中でも必死に支援の輪を広げようと行動してくださる方々への敬意を示しながらも


HSPにはどうしても苦しすぎる心の状態とどうにもできない自分への無力感を感じました。




【④HSPは災害時、行動できない自分に自己嫌悪の感情で自分を責め始める】


こんな状況下なのに何も行動できない自分

勝手に苦しくなったりニュースを見て涙を流したり心が苦しくなるだけの自分に無力感と自己嫌悪で自分責めが始まってしまうのです。


でもすぐに現地に支援に行ってくださった方がおっしゃっていた言葉に私はものすごく心を救われました。


「今、自分を責めることだけはしないでな・・そのエネルギーが一番だめだよ」とみんなに投げかけていた言葉でハッとしたんです。


「今大切なのは目の前にあることに感謝すること」

そう言われた時に一気に涙が溢れて自分の感情を開放して良いと思えたのです。


災害時に気をつけたいHSPとニュースとの付き合い方

災害時に気をつけたいHSPとニュースとの付き合い方


HSPにとってニュースから流れてくる情報は時にあまりにも刺激的すぎて心のキャパシティを超えてしまうときがあります。


情報をちゃんと知っておかないと!とか

目を逸らさずに現実を見て!と

か言われることもありますが


どうしても心がついていかない時は無理してニュースを見る必要はないんです。


私も必要な情報だからとテレビから流れるニュースを見る時間が長くなれば長くなるほどに


心が凍りついたように麻痺して動かなくなる感覚に陥りました。

 

どこまでも情報は流れてきます。


でも今まずは「自分を自分で守ること」を優先しましょう。


キャパシティを超えるほどの情報を意識的に遮断する勇気を持ちましょう!



災害時に陥りやすいHSPの不安や恐怖の感情への向き合い方

災害時に陥りやすいHSPの不安や恐怖、ストレス感情への向き合い方

HSPは感性の豊かさがある分、つらい状況になった時に感情が人よりも更に不安定になりやすくなります。


普段自分の感情を整えることを意識してきたにも関わらず、今回の能登地方の地震を聴いて全く自分の感情をコントロールできなくなるときがありました。



そんな時に私を救ったのは「自分の感情を開放したこと」でした。


苦しい

悲しい

虚しい

無力感

自己嫌悪


そういう感情をすべて自分で認めようと自分の心に矢印を向けて「自分と対話する」ということ


そうだね苦しいよね

悲しいよね

虚しいよね

無力感を感じるよね

何もできない自分に自己嫌悪になるよね


そうやって自分の感情を認めたとき涙とともに心の蓋がやっと開いた感覚になりました



こんな大変な時に私が悲しんじゃいけない、私がこんな落ち込んじゃいけない・・


そうやって自分の感情を素直に受け入れてあげられなくなった瞬間に心は凍りついてしまうんです



だからHSPさんの皆さんにお伝えしたいのはどんな感情も受け入れてあげてほしいと言う事


自分の気持ちに嘘をつかないで良いという事


そう感じてしまうのは仕方のないことなんです。


だから責めずに感情を素直に優しく包んであげてくださいね。



今自分にあるものを数えてみる


今自分にあるものを数えてみる


現地に支援に行ってくださった方がおっしゃっていた言葉に私はものすごく心を救われました。


「今、自分を責めることだけはしないでな・・そのエネルギーが一番だめだよ」


「今大切なのは目の前にあることに感謝すること」


みんなが苦しい中でご飯を食べている自分、お風呂に入っている自分、温かい場所で寝れている自分


そんな今のありがたささえも「私だけこんな恵まれているなんて申し訳ない・・」


そうやって本来幸せを感じるべき時に自分の幸せを喜べなくなってしまうんです



でもね・・それをしても誰も喜ばないし、その苦しいエネルギーを回したいんじゃないよね


本当は応援したいできることをやってあげたい..


つらい苦しいことだけではなくこの災害が教えてくれた事


大切にしないといけないものって何??


気づかせてくれたものに感謝して今を生きて行く


その覚悟を持っていけば良いと想います。


HSPの苦しなった心を回復する方法

HSPの苦しなった心やストレスから回復する方法


大きなショックを受けた後に必要なのは心を回復させる力を持っておくと言う事。


何をしたら自分の心が軽くなるのか?を自分で把握しておくことはとても大切になります。


私が心を回復するためにやっていることの一例を挙げさせてもらいます。


ご自身で良いと思うものを取り入れても良いですし、さらに追加して多くの手段を持っていく事をおすすめします。



①テレビや情報を遮断して静かな時間を過ごす

②良い音楽や心が落ち着く音楽を聴く

③自然の中で呆然としてみる

④好きな紅茶を飲んでみる

⑤眠たい時は寝てみる

⑥軽い運動や散歩をする

⑦大好きな家族と過ごす

⑧神社で参拝する

⑨植物を眺める

⑩太陽の暖かさを感じる

⑪海で浄化される

⑫心許せる友達に気持ちを話す


など皆さんはどんな事で心が回復されますか?


今自分にできることは何か?を探してみる


今自分にできることは何か?を探してみる


大きなショックを受けた時に直前を向くことはできないし、すぐに現地に行けないけど今できる事って何??


今の私でできる事って何??って考えてできる事をしていく


寄付をする、必要な情報を拡散する、人々の心をケアする、目の前の人を大事にする


そうやってできる事をまずはコツコツとやっていく事が大切だと感じます。



最後に


最後に


今回の震災の被害はまだまだ続いていますし、1ヶ月過ぎたこれからの方がメンタルのケアも身体のケアも大切になっていきます。


地震大国日本に住んでいてもやっぱり地震の被害に不安になったり恐怖を感じることも多いと想います。


急に大きな出来事が怒ると大きなショックを受けやすいHSPはできれば事前にシュミレーションをすることで心の準備ができることもあります。


これから大きな地震が起きてもおかしくない状況の中で必要なものを備える、


自宅の避難場所を家族で確認しておく、子ども自身が自分の身を守れるように話しておく、


自分の心のケアの仕方を日々積み上げておく、日々のあるものに感謝する、大切な人を大切にする、人との繋がりを持っておく・・・


今できることがまだまだあるのではないかと思っています。


災害で心を痛めたHSPさんの心が少しでも軽くなりますように!


最後までお読みいただきありがとございました!




 

【この記事を書いた本宮千歳について】


HSPさんのコンサルタント

本宮千歳(もとみや ちとせ) HSP、HSCの専門家。 短期大学で保育士、幼稚園教諭Ⅱ種免許取得後、保育園に勤務。


保育士として現場を15年、主任を7年勤め、現在HSPの方、HSCのお子さんをもつ親御さんへのコンサルティングを行う。2児の母。


自身がHSPということに気付いてからHSPについて様々な人や場所で学びを深め、生きやすい世界になる。 この経験をもっと多くの方に分かりやすく伝えたいと思いHSPさんのサポートや、企業へのコンサルティングを行う。

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